事業報告

県栄養士会および各部会主催の事業報告をお知らせします。

2017/9/11「医療部会 第2回研修会(平成29年8月19日)」の報告を掲載しました。(医療部会)
2017/5/26「医療部会 第1回研修会(平成29年5月20日)」の報告を掲載しました。(医療部会)
2017/2/9「第3回医療部会・勤労者支援部会合同研修会(平成29年1月28日)」の報告を掲載しました。
2016/9/22「第2回医療部会研修会(平成28年9月3日)」の報告を掲載しました。(医療部会)
2016/3/3「平成27年度 学校健康教育部会・研究教育部会・医療部会コラボ研修会」(平成28年2月20日)」の報告を掲載しました。
2015/11/5「平成27年度 学校健康教育部会・医療部会コラボ研修会」(平成27年10月17日)」の報告を掲載しました。(学校健康教育部会)
2015/11/5「親子がふれあう「食べてグー!災害時にホッとする食べもの」 食育料理講習会(平成27年8月7日)」の報告を掲載しました。(学校健康教育部会)
2015/9/11「医療部会 第2回研修会(平成27年9月5日)」の報告を掲載しました。(医療部会)
2015/7/21「医療部会 第1回研修会(平成27年6月20日)」の報告を掲載しました。(医療部会)
2015/7/6「平成27年度(公社)愛知県栄養士会・(公財)愛知県学校給食会 コラボ研修会(平成27年6月13日)」の報告を掲載しました。(学校健康教育部会)

○第2回医療部会研修会報告

日時:平成29年8月19日(土) 10:30~16:00
場所:名古屋国際会議場 展示室211.212
参加者:会員 142名、県外 2名、非会員 5名

内容:

前半の部 10:30~12:00
 (講演)
  演題:栄養管理に繋がる検査結果の見方
  講師:愛知学泉大学 家政学部 家政学科 准教授 岡本康子先生
 (展示協賛商品紹介)
  13:30 情報提供

後半の部 13:45~16:00
 (講演)
  演題:サルコペニアの最新の話題とリハ栄養のTIPS
  講師:熊本リハビリテーション病院 リハビリテーション科 副部長 吉村芳弘先生

 平成29年8月19日(土)、名古屋国際会議場におきまして第2回医療部会研修会が実施されました。

 前半の部では、愛知学泉大学の岡本先生をお招きし、検査データの意義や、浜松医療センターでのNSTでのご経験等も交えて教えて頂き、日頃私たちが聞きたくても聞けない部分を丁寧に教えてくださいました。2症例についても会場からの意見を聞きながら、わかりやすくご講演いただきました。

研修会の様子研修会の様子

 後半の部では、熊本リハビリテーション病院、リハビリテーション科の吉村芳弘先生をお招きし、「サルコペニアの最新の話題とリハ栄養のTIPS」と題しご講演頂きました。

 サルコペニアに関する診断からからだの筋量について、基礎から最新の情報までを細かく教えていただきました。スライドでは、たくさんの写真が使用されており、とても分かりやすく、熊本リハビリテーションン病院で研究されている内容についてもご講話頂き、リハ栄養に必要な検査項目等もわかりやすく教えていただきました。平成30年診療報酬改定でサルコペニアはどうなるのか、大変気になるところではありますが、リハ栄養がいかに大切かを改めて理解することができた、大変有意義な研修会となりました。

研修会の様子研修会の様子

文責:三菱名古屋病院 椎 恵子

○第1回医療部会研修会報告

日時:平成29年5月20日(土) 10:30~16:45
場所:名古屋通信ビル
参加者:会員140名、県外会員 5名、一般 6名 計151名

内容:

午前の部 10:30~12:00
  演題:がん、嚥下障害、低栄養患者への実践栄養指導
  講師:武蔵野赤十字病院 医療技術部栄養課 栄養課長 原 純也 先生

午後の部 13:30~16:45
 第一部:輸液のいろは
  講師:公立陶生病院 薬剤師 中村 直人 先生
 第二部:やれば身につく、興味がわく、楽しんでやる輸液栄養ワークショップ
  講師:浅ノ川総合病院 薬剤師 東 敬一朗 先生

 平成29年5月20日(土)、名古屋通信ビルにおきまして第1回医療部会研修会が実施されました。

 昨年の診療報酬改定では医療機能の分化・強化、地域包括ケアシステムの推進を目的に様々な技術・職種に対し評価、見直しが行われています。管理栄養士がかかわる領域も例外ではなく、入院・外来・在宅を含めた栄養食事指導の拡充が図られました。この度、本領域で積極的な取り組みをされている原 純也先生をお招きし、自院での取り組み事例を交え、がん・摂食嚥下機能低下・低栄養に対する栄養食事指導のポイントについてご紹介いただき、わかりやすくご講演いただきました。

研修会の様子

 午後の第一部では、公立陶生病院 薬剤師 中村 直人先生をお招きし、輸液の基礎についてわかりやすくご講演いただきました。第二部の浅ノ川総合病院 薬剤師 東 敬一朗先生の講義では、事例に対して小グループに分かれ活発なディスカッション、輸液栄養の立案・発表がなされ、各施設の情報交換にも役立てられた大変有意義なワークショップとなりました。

研修会の様子

文責:豊田厚生病院 小林 憲司

○第3回医療部会・勤労者支援部会 合同研修会報告

日時:平成29年1月28日(土) 10:30~15:45
場所:名古屋通信ビル 2Fホール
参加者:153名(会員140名・県外会員3名・非会員10名)

内容:

午前の部
 10:30~12:00
  演題:「がん治療中の食事と栄養管理」
  講師:静岡県立静岡がんセンター 栄養室長 稲野利美 先生

午後の部
 13:00~13:30
  演題: 「最新の栄養管理のトピックス」
  講師:ニュートリー株式会社 クリニカル・マーケティング部 浜田健太郎 先生

 13:35~15:45
  演題: 「がん患者の栄養 ―診断時から終末期まで― 」
  講師:上尾中央総合病院 栄養サポートセンター センター長 大村健二 先生

 平成29年1月28日(土)名古屋通信ビルにおいて第3回医療部会研修会が実施されました。

 午前の部では、静岡県立静岡がんセンター栄養室室長の稲野利美先生に「がん治療中の食事と栄養管理」についてご講演いただきました。

 患者さんのアンケート結果から、がん患者さんの治療中の悩みや負担について、また食事に対してどんな不安があるのか教えていただきました。また、患者さんの悩みも年々変化してきているということを聞き、どうやったら患者さんの悩みや苦痛を軽減できるか学びました。

 がん治療には、外科療法・放射線療法・化学療法・薬物療法など様々あり、その治療の過程で起こる副作用に対応する食事・栄養管理のポイントを教えていただきました。患者さんの食事の副作用は個人でだいぶ異なりますが、どんな工夫をしたら、少しでも患者さんが食事を食べやすいか学びました。食欲不振事・悪心、嘔吐・口内炎・味覚障害時の工夫のポイントを具体的に学び、少しでも実践できように頑張りたいと思います。

研修会の様子研修会の様子

 午後からは、ニュートリー株式会社 浜田健太郎先生から「がん治療と微量栄養素」についてがん治療中の微量栄養素の重要性についてご講演いただきました。

 その後、上尾中央総合病院、栄養サポートセンター センター長の大村健二先生に 「がん患者の栄養―診断時から終末期まで―」についてご講演いただきました。

 大村先生の経験豊かながん患者さんとの触れ合いをもとにご講演いただきました。始めに、がんを患うと人は「死」を意識し、自分が不幸になったと思いがちであるが、家族と医療従事者の尽力次第で精神的良好度も高く保つことができると聞き、私はがんに対する考えが少し変化しました。がんという病気は病気の中でも人情味溢れる病気であるようです。

 次に、がん治療の化学療法や放射線治療を行う上で、適切な栄養摂取を行うことが大事であり、体重を減少させないことが、治癒につながることが分かっているそうです。胃がん、食道がん、膵がんなど、とくに消化器系の手術後は、栄養摂取を工夫しないとほとんどの人で体重が減ってしまう。体重を定期的に測定する理由は栄養が足りているかどうか判断するためにかかせないそうです。様々な副作用が出る中で、少しでも栄養のあるもの、特にタンパク質を十分に摂取し、体重減少を抑えて筋肉が減らないように、身体機能を維持することが重要になっているそうです。

 最後に、患者さんの症例をいくつか紹介していただき大変有意義な研修会となりました。

研修会の様子

研修会の様子

以上

報告者:日本ゼネラルフード(株) 坂井淳一

 今回の第3回研修会を持ちまして平成28年度の研修会が終了いたしました。3回の研修会とも多数の参加を頂き誠にありがとうございました。医療部会の運営委員会では来年度も皆様に取って有意義な研修会を目指し企画しております。詳細につきましては愛知県栄養士会のホームページ、部会ニュース等で随時お知らせいたします。今年度同様にご参加いただきますようお願いいたします。

医療部会 運営委員一同

○第2回医療部会研修会報告

医療部会

日時:平成28年9月3日(土) 14:30~18:00
場所:名古屋通信ビル
参加者:会員161名(県外 4名、非会員 5名)

内容:

講演Ⅰ
  演題:インスリンについて
  講師:日本イーライリリー株式会社 辻井 郁雄 先生

講演Ⅱ
  演題: 楽しくてためになる糖尿病教育の実践
  講師:国立病院機構京都医療センター 臨床研究センター予防医学研究室
     坂根 直樹 先生

 平成28年9月3日(土)、名古屋通信ビルにおきまして第2回医療部会研修会が実施されました。
 前半の部では、イーライリリー株式会社の辻井郁雄先生をお招きし、インスリンの歴史から始まり、インスリン製剤の種類や違い、使い分けなど大変わかりやすくご講演頂きました。また、インスリン製剤ペン型の使い方に関しては、展示ブースもあり、管理栄養士という職種を超えて学ぶことができました。

研修会の様子

 後半の部では、国立病院機構京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室の坂根直樹先生をお招きし、「楽しくてためになる糖尿病教育の実践」と題しご講演頂きました。
 3人1組となり坂根先生のテキストを基に、ディスカッションをしながら、患者の行動変容を促すにはどのようにすれば良いかなど、わかりやすくご説明頂きました。また、アルツハイマー病の食習慣や認知症に関わる栄養指導方法はロールプレイを交えて御講演頂きました。普段私たちが実践していることと違った糖尿病教育の実践方法も教えて頂きました。
 今後の患者指導へ繋がる大変有意義な研修会となりました。

研修会の様子

坂根先生からこちらのウェブサイトをご紹介頂きました。ご活用下さい。
 ※「CareNet(ケアネット)」http://www.carenet.com/

(文責:日下部 恵子)

○「平成27年度 学校健康教育部会・研究教育部会・医療部会コラボ研修会」報告

丹村敏則先生 日 時
平成28年2月20日(土)15:00~17:00
場 所
愛知県学校給食総合センター 第一研修室
講 師
知多厚生病院 副院長  丹村 敏則 先生

演 題:
「健康教育・栄養指導に役立つ心理社会的アプローチ」

参加者:42名

 今年度のコラボ研修は、知多厚生病院副院長 丹村敏則先生をお迎えし、「健康教育・栄養指導に役立つ心理社会的アプローチ」についてご講演をいただきました。
 丹村先生の30年間の臨床経験をもとに、様々な立場の参加者が理解しやすい内容で、わかりやすくお話ししていただきました。
 健康教育における課題は、昭和では「結核予防」、平成に入り「がん予防」、そして現在は「メンタルヘルス」へと移り変わり、指導における心理社会的なアプローチが重要になっているということを健康教育と糖尿病療養の歴史と先生の経験からお話ししていただきました。
 心理社会的アプローチによる対象者の行動変容は5つの段階があり、それぞれの段階に応じた指導の仕方について具体的に教えていただきました。私たち栄養士が食事指導にそのまま応用できる内容で、大変勉強になりました。
研修会の様子 現在、糖尿病治療は、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士など様々な職種のスタッフがチームで行っています。スタッフが連携して行う「チーム医療」の重要性についてお話しいただきました。心理社会的アプローチによる対象者の行動変容は、スタッフの職種によって違うので、チームで情報を共有し、対象者の得意な分野から苦手な分野にアプローチしていくことが効果的であるとのことでした。
 糖尿病以外にも多くの事例を紹介し、うつ病・ストレス対策には周りのサポートが必要であることや、患者自身の目標や希望を尊重し、それを医療者が援助していくという「エンパワーメント」の考え方などを教えていただきました。 患者に寄り添うことで、患者自身も気が付いていないストレスや不調の原因を特定し、援助していくチーム医療に感銘を受けました。周りとの絆や連携、対象者を信じぬくことの大切さを教えていただき、非常に有意義な研修会となりました。

(報告者:愛知県立三好特別支援学校  都築 朋代)

○「平成27年度 学校健康教育部会・医療部会コラボ研修会」報告

学校健康教育部会

石原貴代先生 日 時:平成27年10月17日(土)10:00~11:40
場 所:愛知県学校給食総合センター 第一研修室
講 師:名古屋学芸大学 ヒューマンケア学部
     ボランティアコーディネーター 石原 貴代先生

演 題:「災害時、私たちにできること、私たちこそ備えられること」

参加者:44名

研修会の様子研修会の様子 研修会の様子

 今年度のコラボ研修は、名古屋学芸大学 ヒューマンケア学部 ボランティアコーディネーター 石原貴代先生をお迎えし、「災害時、私たちにできること、私たちこそ備えられること」についてご講演をいただきました。栄養教諭・学校栄養職員だけでなく、学校の管理職の先生方や養護教諭、調理場の調理員等、様々な職種の方が受講されました。
 ボランティアコーディネーターとしての体験談をもとに写真や映像、様々な資料やリーフレットと合わせてお話いただきました。東日本大震災後、ボランティアとして現地に出向いた際、被害の現状や被災者の避難所での暮らしを目の当たりにして、「今助けられる人を助けなければいけない」「私たちに何ができるのか」ということを深く考える機会となり、「自分の命は自分で守る」「自分の命がなければ、他の人を助けることもできない」ことを教えられた、とのことでした。
 また、役割についてもお話いただきました。栄養教諭は、食事支援などの専門職だからこそできることを行い、養護教諭は、自分の命を自分で守ることを身に付けさせ、10年後を見据えて共に助け合う市民を育成していく、そして学校は、職種を超えて「チーム学校」として、児童生徒だけでなく地域の方々の心身のケアに努めます。それには、児童生徒や地域の方との日常のコミュニケーションや信頼関係が必要であることを教えていただきました。
 災害は繰り返し起こります。過去の災害に学び、他人事にせず、今できることから災害への備えをしていくことが大切です。防災マップやハザードマップを今一度見直し、災害が起こっても、迅速で適切な対応がなされるよう準備する必要があることを教えていただきました。
 命の尊さ、災害への備えの必要性について改めて見直す機会となりました。

(報告者:豊田市立竹村小学校  榊原 史織)

○親子がふれあう「食べてグー!災害時にホッとする食べもの」食育料理講習会報告

学校健康教育部会

日 時:平成27年8月7日(金)9:00~12:30
場 所:公益財団法人愛知県学校給食総合センター
    (食育講話は3階第一研修室、料理教室は2階調理室)
講 師:日本栄養士会学校健康教育事業部 企画運営委員長
      名古屋文理大学短期大学部 食物栄養学科准教授
                      柵木 嘉和先生

内 容:施設めぐり
     食育講話「どうして食べるの?」
     料理教室「災害時のホッとする食べもの」

・焼きそばめし      ・ミネストローネ
・ポテトサラダ      ・クラッシュゼリーサワー
・ふのフレンチトースト

研修会の様子  今年も、愛知県学校給食総合センターで食育料理講習会が開催されました。募集が遅かったにも関わらず小学生とその保護者、10組21名の方が集まってくださり、施設めぐり・講話・調理実習を行いました。
 施設めぐりでは、学校給食のフードモデルや、検査室、食品倉庫等を見学しました。給食の物資がしっかり検査されていることを知り、安心された保護者の方も多かったようです。また、特別に-20度の冷凍庫の中も見せていただき、入った瞬間「きゃー、寒い!」という声とともに初めての体験に喜ぶ子どもたちの姿が見られました。

研修会の様子  食育講話では、「どうして食べるの?」をテーマに食事の大切さについて、子どもたちに問いかけながら楽しくわかりやすくお話しをしていただきました。人間は60兆個の細胞からできていて、その細胞は毎日死んで新しいものに生まれ変わるため、健全な体を作るためには3度の食事をしっかり摂って好き嫌いせず食べることが大切だということを学びました。保護者の方から「柵木先生のお話は、大変わかりやすく、時に子どもたちに問いかけながらの楽しいものでした。」「細胞が60兆個の話等もたのしかったです。」という感想がありました。

研修会の様子  調理実習では、災害時における備蓄食料品や災害救援物資を使って災害時に「ホッとする食べもの」を作りました。献立は、おにぎりとチキンラーメンを使った「焼きそばめし」、トマトホール缶やコンビーフなどの缶詰や乾パンを使った「ミネストローネ」や「ポテトサラダ」「クラッシュゼリーサワー」「麩のフレンチトースト」です。中でも「ポテトサラダ」は好評で、小学生からは、「いつも食べているじゃがりこがあんなにおいしいポテトサラダになったのは驚きました。」「家でポテトサラダを作るとき、ママがいつもめんどくさそうにしているけど、じゃがりこと水とマヨネーズがあればかんたんにできるのでいいなと思いました。」という感想がありました。また、実習を通して保護者からは、「災害時に調理できるというだけあって、袋などを使って子どもでも調理ができることは、とてもよかったと思います。」「災害の現状を聞くことが出来たこともよかったです。災害の備えやその食事についても、あまり考えたことがなかったので、火を使わずできる物やお菓子やふやカンパンを使用したりする事も忘れずに活用したいと思います。」という感想がありました。

 アンケートの結果から、実習した料理について「役に立つ」と答えた人は保護者で90%、小学生で100%でした。「また参加したい」と答えた人は、保護者で100%、小学生で91%という結果から、大変有意義な講習会になったようです。

(報告者 半田市立乙川中学校 山口由貴)

○医療部会 第2回研修会報告

医療部会

日時:平成27年9月5日(土) 12:50~16:30
場所:東邦ガス業務用ガス機器ショールーム
参加者:90名

内容:

(講演)

「サルコペニアの予防と治療に向けた栄養管理」
  講師:愛知淑徳大学健康医療科学部 教授
              榎 裕美 先生

 9月5日(土)、東邦ガス業務用ガス機器ショールームにおきまして、第2回医療部会研修会が実施されました。
 講演では、愛知淑徳大学健康医療科学部教授の榎裕美先生をお招きし「サルコペニアの予防と治療に向けた栄養管理」と題し講演いただきました。
 はじめに「2015年版 日本人の食事摂取基準」策定検討会ワーキンググループ協力委員として活動されている榎先生から、今回の策定方針と策定方法、また改定のポイントついて説明いただきました。重要ポイントとして、生活習慣病の発症予防とともに「重症化予防」が加えられ、エネルギー・栄養素と生活習慣病の発症予防・重症化予防の関連についてレビューを実施、検討されたことやエネルギーについて、指標に「体格(BMI)」を採用したことなどわかりやすく解説していただきました。
 「サルコペニアの予防と治療に向けた栄養管理」では、日本の高齢者における栄養不良の現状から、サルコペニアの診断・判定法など詳細に説明いただき、栄養不良の高齢者は、医療機関に受診し、入院するリスクが高く、感染症や日常生活活動能力が低下するために、筋肉減少(サルコペニア)に陥りやすくなります。そのため、栄養療法の早期介入の重要性について多くの研究、分析結果を踏まえながら、実践で活用できる内容を実にわかりやすく学ぶことができ、大変有意義な研修会となりました。

研修会の様子

(文責:小林 憲司)

○医療部会 第1回研修会報告

医療部会

日時:平成27年6月20日(土)10:00~16:30
場所:東邦ガス業務用ガス機器ショールーム
参加者:午前の部(講演)92名
    午後の部(演習)76名

内容:

<午前の部>

講演1
「最新の栄養管理のトピックス」
  講師 ニュートリー株式会社 学術担当

講演2
「糖尿病腎症の予防」
 講師 徳島健祥会福祉専門学校 校長
    徳島大学・特命教授「食と健康増進プロジェクト」リーダー 武田 英二先生

演題研修会の様子

<午後の部>

演習 症例検討(糖尿病腎症患者)

 今回は医療部会研修会として初めて、午前は講演会、その内容を踏まえ午後は演習と1日がかりの研修会となりました。98名の方が参加されました。
午前の部は毎年の恒例となりました武田先生を今年もお招きして「糖尿病腎症の予防」について御講演いただきました。食後高血糖が糖尿病の診断および合併症を予防する指標となること、糖尿病患者では起床時の血圧測定が望まれること、リン過剰による骨障害および動脈硬化のリスクについてなど盛りだくさんの内容で、実に分かりやすく実践できる内容で大変有意義な研修会となりました。
午後は、午前の講演内容を踏まえ、糖尿病腎症患者の症例検討を行いました。江南厚生病院のNSTで御活躍の、重村隼人さんに司会進行をお願いし、糖尿病腎症の病期分類や献立を基に栄養計算を行ないグループごとに発表するなど、症例検討が行われました。武田先生にも参加していただき、適宜、御助言などいただくことができました。日頃話す機会のない方々とお話しする機会となり、症例検討はもちろん情報交換などもでき、有意義な時間を過ごしていただけたのではと思います。初めての演習でスタッフも企画運営など戸惑うことがありましたが参加された皆様の協力で無事終了できました。ありがとうございました。今回の演習が今後の活動に少しでも役立てていただければ幸いです。

研修会の様子研修会の様子

(報告者:報告者:第1回医療部会研修会担当 名古屋大学医学部附属病院 新美 珠美)

○平成27年度(公社)愛知県栄養士会・(公財)愛知県学校給食会 コラボ研修会報告

学校健康教育部会

日時:平成27年6月13日(土)
場所:愛知県学校給食総合センター
講師:岐阜聖徳学園大学 名倉 裕一先生

演題「感動のある道徳授業」
参加者:栄養教諭、学校栄養職員53名、教員 18名、学生26名 合計97名

研修会の風景 講師近影

 今年度、第1回目の研修会は、(公財)愛知県学校給食会とのコラボ研修会として、平成30年度に教科となる「道徳」について企画しました。
 愛知県道徳教育の第一人者である、岐阜聖徳学園大学 名倉 裕一先生をお迎えし、「感動のある道徳授業」と題して、ご講演をしていただきました。
 本研修会は、栄養教諭、学校栄養職員だけでなく、一般の県立学校や県内小中学校の道徳主任の方々にも案内をされました。
 『初めに「道徳」の時間は、という言葉から始まりました。「教育」とは、「教え、育てること」です。道徳の時間(授業)で教えるのは「価値」、育てるのは「価値観(いいことをする心と行い。いけないことはしないと思う心と行い。)」です。「人と仲良くする」は、だれでもその「大切さ」を知っています。しかし、実際には「人への思いやり」や「社会への貢献」や「ボランティア」などは、誰もが行えていることではありません。親は、「今日は勉強したかな」と言うけれど、「今日はいい子だったかな」とは言いません。人のためとか、何々のためというのは、決して学力とは関係の無いことです。
 道徳の時間は、児童生徒全員が参加する「話し合い」が基本となります。おおぜいの意見を聞き、それを認め、考え、価値観を育てます。「話し合い」ができるというのは、児童生徒同士、児童生徒と教師の信頼関係が成り立っていることです。』と力説されました。
 実践例として「いのちをいただく」、「強い子」の授業について、お話を聞くことができました。「道徳」の時間(授業)は、分かりやすく、 子どもが興味をもつ資料が最も必要となります。資料が七割技術三割だそうです。どちらも、インターネットで検索すると、簡単にでてくるとのことでしたので、ぜひ参考にしたいと思いました。
 終りに、先生から、児童生徒の一人ひとりに、暖かい声かけをしてほしいと講話を結ばれました。先生の日常生活なども伺うことのできた、楽しく充実した中身のある研修会でした。

(豊川市立牛久保小学校 夏目純子)