ちょっと気になる食の情報

“『糖質ゼロの発泡酒』ならたくさん飲んでもいい”ってホント?

いいえ、 間違いです。

糖質がゼロと表示してあっても、エネルギーが低いとは限りません。食品には、0(ゼロ)と表示できる基準(健康増進法の栄養表示基準)があり、糖質0.5g(100mlあたり)未満であれば、『糖質ゼロ』と表示できます。また、酒類のアルコールは1gあたり約7kcalのエネルギーをもっているので、アルコール分5%であれば、100mlあたり35kcal、1缶350mlでは123kcalが目安になります。ですから、安易に「無い(ゼロ)」と考えないで、食品を選択する上での情報として、取り入れていただくことをお勧めします。

発泡酒のイラスト

“きのこは洗っちゃだめ”ってホント?

はい、 本当です。

きのこは水を吸うと香りが逃げてしまいます。汚れがついているときは濡れ布巾やキッチンペーパーでふき取りましょう。黒ずんでいるところは取り除いてください。きのこは傷みやすいので、できるだけ早く使いましょう。残ったときは、ポリ袋等に入れて冷凍庫に入れるとよいでしょう。使うときは凍ったまま、加熱してください。

※参考(天然きのこの下処理手順)

天然きのこには、ほとんどの場合虫が入っている為、下記の手順で下処理を行う必要があります。

1.きのこの石づきの下方部分の土、泥等でよごれた箇所を丁寧に包丁で鉛筆を削るように切りとります。

2.大きめの器(ボール等)に塩水(水1リットルに対し塩40g)を張り、それに2~5本の赤南蛮(タカの爪)を割って入れます。
 水が辛くなり、殺虫作用が生じます。

3.2で作った水に1のきのこを丁寧に入れ、約30分浸します。
 虫が器の底に落ちてきます。

4.別の器にぬるま湯を張ったのち、3のきのこを手でそっとすくい上げて入れ1~2分浸したら、あまり水分を含まないうちにきのこを流水にさらしながらハブラシや筆等で表面全体をなでる様にふいてゴミを取り除きます。

5.あとはザルにあげ、十分水分を切った後で調理します。

きのこのイラスト

“さつま芋は電子レンジで加熱しないほうがいい”ってホント?

はい、 本当です。

さつま芋は、含まれているでんぷんがβ-アミラーゼという酵素によって麦芽糖に変わることで甘くなります。このアミラーゼは、70℃で最も活発に働きますが耐熱温度も70℃過ぎです。電子レンジのように短時間で加熱してしまうとアミラーゼが直ぐに作用できなくなり、でんぷんの多くは麦芽糖になることができません。したがって、60~70℃の温度帯をいかに長く保持するかが甘さの鍵となります。石焼き芋は大きいまま、ゆっくり加熱するので甘くなるのです。家庭で蒸すときは、大きいまま蒸すとよいでしょう。電子レンジで加熱する場合は、『弱』の機能でラップを使わず、水でぬらしたクッキングペーパーに包んでゆっくり加熱するとよいでしょう。

さつまいも

“野菜ジュースさえのんでいれば、野菜は食べなくてもいい”ってホント?

いいえ、 間違いです。

市販の野菜ジュースだけでは、1日に必要なビタミン類、食物繊維をとることはできません。

野菜ジュースの中には、糖分が多く含まれている物や、ビタミン類を添加したものがあり、飲み過ぎると糖分やビタミン類のとり過ぎにつながることもあります。

野菜は、食品からとるように心がけた方がよいでしょう。

野菜セットイラスト野菜ジュースイラスト

“青魚は沢山食べてもいい”ってホント?

いいえ、 間違いです。

青魚にはDHA(ドコサヘキサエンサン)、EPA(エイコタペンタエンサン)という油が多く、血栓の防止、高血圧や動脈硬化の予防、脳の働きをよくし、学習能力、記憶力を高める等の効果があります。

しかし、油が多く含まれる為、エネルギー量が高いのが盲点です。食べ過ぎると肥満の原因になるので気をつけましょう。

いわし

“消費期限と賞味期限は違う”ってホント?

はい、 本当です。

どちらも、記載されている方法で保存した場合に、腐敗、変質や劣化などによって安全性を欠く恐れがないと認められる期限を示すもので、違いは、品質が保持できる期間の長さによります。

消費期限は、弁当や惣菜など、品質が急速に劣化しやすく、製造または加工された日を含めて5日以内で品質劣化する食品につけられる表示です。

賞味期限は、これ以外の食品で、瓶詰めや缶詰、真空パックやレトルト食品など、比較的長期にわたって保存できる食品につけられます。品質の劣化が遅いので、この期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。ただし、直射日光の当たる場所に置きっ放しにするなど、保存状態が悪いと表示の期限内でも品質が落ちることがあります。それぞれに表示されている方法で保存して、期限内に食べるようにしましょう。

期限表示例写真

“薄口しょうゆは、濃い口しょうゆより塩分濃度が高い”ってホント?

はい、 本当です。

薄口しょうゆは見た目の色が薄いため薄味といった印象を受けますが、実は濃い口しょうゆよりも約1%ほど塩分濃度が高めです。

塩分を通常のしょうゆより80%以下にしたものは、「薄塩」「あさ塩」「あま塩」といわれています。さらに塩分を通常の約半分にした「減塩しょうゆ」も作られています。

大豆イラスト醤油イラスト

“普通の酢より黒酢の方が栄養成分が多い”ってホント?

はい、 本当です。

黒酢には、アミノ酸やミネラルが多く含まれています。これは普通の酢と黒酢では製造工程が異なるためです。普通の酢はうるち米を蒸し、麹を入れて糖化させてから、酵母を加えアルコールを発酵させて酒にします。それに酢酸菌を加え、もろみの状態になったものを1~3ヶ月熟成させて作ります。一方黒酢は、原料のもち米を蒸し、水と麹を加え、そこへ籾殻を入れて、毎日かき混ぜながらゆっくり発酵させます。そしてやっともろみの状態になったものを1~3年も寝かして熟成させて作ります。

黒酢イラスト

“ピーマンは色の違いで栄養に差がある”ってホント?

はい、 本当です。

おなじみの緑のピーマンは、未熟な状態で収穫したものですが、完熟させると黄色になり、さらに赤ピーマンになります。緑色の色素は、主にクロロフィルによるもので、日に当たって熟すにつれ、カロテノイド系の赤い色素、カプサンチンが生成されます。カプサンチンは、強い抗酸化作用を持つことで、最近注目されています。

また、熟すにつれビタミンCやカロテンなど他の栄養価が上がり、さらに苦味は弱まり、糖度が増すため、ピーマンが苦手という方でも食べやすくなりますが、収穫するまでに時間がかかるため、コストは上がります。緑の方は出荷量が多く値段も格安です。緑のピーマンも栄養価の高い野菜には変わりないので、好みや調理の仕方によって、使い分けるのがおすすめです。

ちなみにピーマンの栄養を効果的に摂るには、油を使った調理方法がおすすめです。

ピーマンイラスト

“にんじんの栄養を効果的に摂るには、生で食べるのが一番よい”ってホント?

いいえ、 間違いです。

にんじんは、ベータカロテンの宝庫。カロテンを効果的に摂るには、油で炒めたり、ドレッシングで和えるなど、油を一緒に摂ると吸収が良くなります。

ベータカロテンは体内でビタミンAに変わり、目の疲れの回復やかぜ予防に効果を発揮します。また、近年、がんを抑制する効果や老化防止の働きも注目されています。

にんじんイラスト

“酢は飲んだほうが効果がある”ってホント?

いいえ、 間違いです。

飲むことにこだわる必要はありません。毎日の食事の中で取っていただければ結構です。酢は疲労回復や浄血作用、整腸作用、また免疫能力を高める、食欲不振を改善する、減塩効果など、多くの効果が期待できる優良な食品です。

ただし、胃の悪い方の場合は、酢が刺激物となって胃酸の分泌を促し、かえって病気を悪化させてしまうこともあります。また、飲み物にして売っているものには、砂糖や甘味料など糖分を沢山含んでいるものもあるので、注意したほうが良いでしょう。

酢イラスト酢イラスト酢イラスト

“寒天は食べても太らない”ってホント?

はい、 本当です。

寒天はテングサやオゴノリ等の海藻から作られ、主成分はアガロース、アガロペクチンという多糖類(食物繊維)です。これらの多糖類(食物繊維)はカロリー量が少ないため、食べても太り難いです。

寒天やところてん(寒天の一種)を空腹感が非常に強いときや食前に食べると、満腹感が出て食事量が減ったり、食べた物の吸収速度が遅くなりやせることにつながります。

ただし、寒天は和菓子などに使用されることが多く、寒天が入っているからと安心してつい食べ過ぎてしまうと返って逆効果です。含まれる砂糖の量に気をつけながら利用するとよいでしょう。

また食物繊維には、血糖値を抑える効果や血中脂質を減らす効果、便秘予防効果などがあります。

天草イラスト