令和5年7月30日 医療部会第1回研修会 報告

日時:令和5年7月30日(日)13:00~14:40

場所:対面、およびオンライン配信(Zoomウエビナーを利用)

会場:ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 1205会議室

参加者:会場参加16名 オンライン参加101名(うち他県会員2名 非会員2名)


テーマ:行動変容の準備性に応じた効果的な栄養・食生活支援の在り方

講師:女子栄養大学栄養学部 准教授 林 芙美 先生 (米国登録栄養士・医学博士)


 

 行動変容は、「前熟考期」→「熟考期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」の5つのステージを通ると考えられており、やはり準備性(学習に対する心構え)が低いと行動変容の高い効果は得られないとの事で、準備性の低い対象者に向けたアプローチ法であり最近注目を集めている「ナッジ」を活用した食生活支援を具体例等交えて教えて頂きました。
 普段行っている栄養指導も、対象者の生活習慣や価値観を尊重した個別対応による行動目標の設定が重要である事を感じました。
 講義後、林先生に複数の質問に答えて頂き、個人的には「アセスメントする際に対象者の背景を素早く見るには各種質問項目のエビデンスを知っておくこと」との事が印象に残りました。
 自身の栄養指導を振り返ると共に、明日からの業務に活かしていきたいと思う良い機会となりました。

報告者:第1回研修会担当 近藤小夕里