日時:平成27年6月13日(土)
場所:愛知県学校給食総合センター
講師:岐阜聖徳学園大学 名倉 裕一先生
演題:「感動のある道徳授業」
参加者:栄養教諭、学校栄養職員53名、教員 18名、学生26名 合計97名
今年度、第1回目の研修会は、(公財)愛知県学校給食会とのコラボ研修会として、平成30年度に教科となる「道徳」について企画しました。
愛知県道徳教育の第一人者である、岐阜聖徳学園大学 名倉 裕一先生をお迎えし、「感動のある道徳授業」と題して、ご講演をしていただきました。
本研修会は、栄養教諭、学校栄養職員だけでなく、一般の県立学校や県内小中学校の道徳主任の方々にも案内をされました。
『初めに「道徳」の時間は、という言葉から始まりました。「教育」とは、「教え、育てること」です。道徳の時間(授業)で教えるのは「価値」、育てるのは「価値観(いいことをする心と行い。いけないことはしないと思う心と行い。)」です。「人と仲良くする」は、だれでもその「大切さ」を知っています。しかし、実際には「人への思いやり」や「社会への貢献」や「ボランティア」などは、誰もが行えていることではありません。親は、「今日は勉強したかな」と言うけれど、「今日はいい子だったかな」とは言いません。人のためとか、何々のためというのは、決して学力とは関係の無いことです。
道徳の時間は、児童生徒全員が参加する「話し合い」が基本となります。おおぜいの意見を聞き、それを認め、考え、価値観を育てます。「話し合い」ができるというのは、児童生徒同士、児童生徒と教師の信頼関係が成り立っていることです。』と力説されました。
実践例として「いのちをいただく」、「強い子」の授業について、お話を聞くことができました。「道徳」の時間(授業)は、分かりやすく、 子どもが興味をもつ資料が最も必要となります。資料が七割技術三割だそうです。どちらも、インターネットで検索すると、簡単にでてくるとのことでしたので、ぜひ参考にしたいと思いました。
終りに、先生から、児童生徒の一人ひとりに、暖かい声かけをしてほしいと講話を結ばれました。先生の日常生活なども伺うことのできた、楽しく充実した中身のある研修会でした。
(豊川市立牛久保小学校 夏目純子)