親子がふれあう「和食の基本を知ろう!」食育料理講習会

日時:令和元年8月1日(木)9:20~13:00
場所:公益財団法人愛知県学校給食総合センター 2階調理室
内容:施設めぐり
     食育講話「和食の基本を知ろう ~料理作りから学ぶ国語・算数・理科・社会~」
     料理教室 (実習献立)
講師: フードコーディネーター 高見 ゆみ子先生
参加者:小学生とその保護者 29名


・白身魚の柚庵焼き
・沢庵ときゅうりのかくや
・枝豆と鶏ひき肉の炊き込みご飯
・卵豆腐と素麺の椀
・白玉入り甘酒

施設めぐりでは、県給食会の1階から3階までと冷凍庫、常温品の保管庫を見学して、検査室や昔の給食と今の給食の違いの展示や実際に給食で使用する物資の保管庫を見ることが出来ました。子どもたちは実際に給食で使われている身近なものを見ることができ、とても良い経験ができたようでした。
 次に食育講話では、実際に料理を作りながら和食の中には日頃勉強している内容がたくさんあることを教えていただきました。講話の中から、国語で学習する言葉がたくさん料理で使われていることや理科で学習する色の変化や食材の固まる温度について知ることができました。また、料理の歴史として「幽庵焼き」や「かくや」の語源を初めて知った子どもたちは「人の名前が由来なんだね」と驚いた様子でした。

調理実習では、講話で教えていただいた内容を生かした和食を6品作りました。子どもたちからは「なすはちょっと苦手だけど、自分で作ったらおいしかったよ。」や「いちじくは初めて食べたけどおいしかった。」など、保護者の方からは「普段はだしをとって作ることは少ないがよい機会となった。」「思っていたよりも簡単に和食を作れることが分かったので家でもやってみたい。」などの感想が寄せられました。また、「普段子どもの好きな料理ばかり作ってしまいがちだが、今回教えていただいた味の方程式を使って和食にもチャレンジしていきたい。」という声もあり次につながる調理実習になったようでした。

保護者のアンケート結果では、実施した献立について「役に立つ」と答えた人とこの料理講習会に「また参加したい」と答えた人はともに100%でした。「ちゃんとした和食を教えてもらう機会がなかったので、今日作ってみてとても参考になりました。家でも作ってみようと思います。」という感想があり大変有意義な料理講習会になったようです。

(報告者 知多市立佐布里小学校 竹内永里子)