2019年度(公社)愛知県栄養士会 スポーツ栄養講座実践コース(2019/6/30)

日時:令和元年6月30日(日) 9:30~16:40
場所:愛知県栄養士会事務所内


(1) 9:30~11:00 スポーツ栄養マネジメント
    スポーツ栄養委員会委員長 山本和恵 先生

1限目の前半は、実践コースの初回であるためスポーツ栄養講座開催の目的、生涯教育制度における認定管理栄養士・栄養士(健康スポーツ栄養分野)についての講義であった。
 愛知県栄養士会では、スポーツ栄養講座を開催することによって愛知県内の県民の健康状態の維持・増進、管理栄養士・栄養士の知識水準の向上、さらに、認定管理栄養士・栄養士(健康スポーツ分野)取得に向けて取り組んでいるとの説明があった。後半は、スポーツマネジメントの概要についての講義であった。その後、仮想ラグビー部を題材に栄養スクリーニング、アセスメントから栄養管理計画を作成するまで演習を実施した。

(2)11:10~12:40 栄養アセスメント
    甲田道子 先生

2限目は、スポーツ栄養マネジメントにおける栄養アセスメントについての講義であった。
 身体計測、生理・生化学検査、臨床診査、食事調査についてエビデンスをまじえた話があった。栄養アセスメントは栄養状態を総合的に評価・判定する意味合いがあり、対象者の年齢、生活状況、競技種目、抱える問題それぞれを考慮して実施することが重要であるとのことであった。さらに、栄養アセスメント項目の方法論等についても説明があり、得られた情報を正しく理解することの重要性が話された。

(3)13:30~16:40 栄養アセスメント(演習)
    小久保友貴 先生

3.4限目は、2限目の栄養アセスメントの講義を踏まえた演習であり、3~4名のグループに分かれて実施された。  演習Ⅰでは、アンケート用紙を用いた食生活調査について、必要な項目は何かをグループで考えた。
 演習Ⅱでは、身体計測および貧血検査、骨密度測定を実施した。体組成の一つとして実施した皮下脂肪厚の測定はグループ内で測定者と対象者になり測定した。
 演習Ⅲでは、食事内容の聞き取りを実施した。グループ内で栄養士、選手、観察者に分かれ、例題(陸上長距離選手、女子)を用いて食事内容の確認を実施したのち、内容について意見交換を行った。食事内容の聞き取りにおいては、過少申告に注意するようお話しがあった。との重要性が話された。