令和4年11月26日 医療部会第2回研修会 報告

参加者:94名(オンライン)


 午前の部では、小牧市民病院の小塚先生は「早期栄養介入管理加算」、海南病院の陳先生は「周術期栄養介入管理加算」について、自施設での取組みについてご講演頂いた。2022年診療報酬改定では、管理栄養士が関わる点数が増加している中で、自施設で行っている取り組みを、細かく聞ける機会は少ない為、大変貴重であった。
早期栄養介入管理加算では、数年前から取り組んでおられたことなど時系列でまとめて下さり、今後どのように取り組んでいけば良いかを具体的にお話し頂いた。また周術期栄養管理加算では、加算を取ることへのメリットデメリットなども教えて頂き、様々な医療現場で悩まれている管理栄養士にとって、今後の算定増に向けて、活かせる内容であったと考える。

午後の部は基調講演「管理栄養士が知っておくべきサルコペニア・フレイルの最新知識」という題目で熊本リハビリテーション病院の吉村先生にご講義頂いた。座長と司会者が先生の質問に答えていくスタイルで行われたが、私は緊張で答えられず、さらに勉強しなおす必要があると感じている。吉村先生のご講義の中には、動画なども含まれており、そして何よりもこの質問に対し回答をするというやり取りが緊張感のある有意義な会となり。より視聴者には伝わったであろうと感じている。「サルコペニア・フレイル」というワードは日頃からよく耳にする言葉ではあるが、吉村先生には現在の最新情報も教えて頂いた。熊本リハビリテーション病院での取り組みなども動画で示して下さり、他職種が関わって患者のADLを上げていく事が重要であり、私たちが低栄養の患者様にどのような栄養管理を行うかによって、将来が変わってくるとしたら、日々の業務において私たち管理栄養士がすべきことは何なのかを考えさせられる中で、今回の研修会で最新知識を学び、それらを日常の業務に活かせると感じる充実した講義であった。

医療部会 第2回研修会担当 日下部 恵子