令和5年2月11日 医療部会第3回研修会 報告

日時:令和5年2月11日(土)10:25~14:40

場所:オンライン配信(Zoomウェビナーを利用)

参加者:125名(うち県外会員8名、一般2名)

内容:
テーマ:新人もベテランも、自身の栄養指導を振り返り、栄養指導のスキルを向上させよう!


<午前の部報告>
午前の部 10:30~12:00

基調講演:「効果的な栄養指導とは 行動科学の理論と手法の活用
講師:神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部栄養学科 教授 五味郁子先生

 午前の部では神奈川県立保健福祉大学の五味郁子先生にご講演頂きました。

 普段無意識で行っている栄養指導が行動科学の理論と一致したとき、それがスキルにつながっていくこと教えて頂きました。また、特定保健指導での経験を踏まえて行動変容ステージごとのアプローチ方法についてわかりやすく教えて頂きました。

 新人もベテランも自身の栄養指導を振り返り、より良い栄養指導ができるよう切磋琢磨していくことが必要だと感じました。

報告者:愛知医科大学病院 原田英典


<午後の部>  13:00~14:40
演習を通して学ぶ栄養指導

 午前中の基調講演で行動科学の理論と手法の活用の学びを通して、午後の部では、異なる3症例の個人栄養指導のロールプレイの様子を通して、チャットからの質疑応答や研修会運営委員の意見や感想に、五味先生からわかりやすく多くのアドバイスを頂き活発な研修会となりました。栄養指導は、知識や技術はもちろんですが、信頼関係を構築する事やカウンセリング力、コミュニケーション力を用いて栄養指導を受ける人の気持ちを常に考えて接していく事の大切さを改めて強く感じました。明日からの業務に活かせる実践的な研修会内容であり125名の参加がありました。今回の研修会を通して自身の栄養指導を振り返る良い機会となり、管理栄養士として一人でも多くの対象者が適切な栄養食事指導もとで行動変容出来るよう努めていきたいと感じました。

報告者:藤田医科大学病院 高間絵奈