令和6・7年度の会長就任にあたりまして

   公益社団法人愛知県栄養士会 会長 山村浩二

 令和6年度定時総会におきまして新たな理事が選任され、併せて執行役員の選出が行われまして、引き続き会長を務めさせていただきます山村浩二です。二期目になりますが、よろしくお願いします。
昨年度は、コロナ禍が明け、対面やマスクなどの規制が緩和され活気が出てきた一年であったと思います。
本年度からはさらに活気のある活動ができる会に進めていきたいと思います。
特に、令和6年4月の診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等報酬のトリプル改定では、栄養面での内容が強化され管理栄養士・栄養士の役割が大きくなりましたので、これらに対応できる管理栄養士・栄養士の育成にも研修事業などを中心にして力を入れていきたいと思います。
このことは、「管理栄養士・栄養士の職業倫理」につながることだと思いますが、日本栄養士会ではこの職業倫理を管理栄養士・栄養士倫理綱領として次のように示しています。

【管理栄養士・栄養士倫理綱領】

『本倫理綱領は、すべての人々の「自己実現をめざし、健やかによりよく生きる」とのニーズに応え、管理栄養士・栄養士が「栄養の指導」を実践する専門職としての使命と責務を自覚し、その職能の発揮に努めることを社会に対して、明示するものである。』

このように示されていますが、この綱領で言う使命とは、保健、医療、福祉及び教育等の分野において、専門職として、この職業の尊厳と責任を自覚し、科学的根拠に裏づけられかつ高度な技術をもって行う「栄養の指導」を実践し、公衆衛生の向上に尽くすことで、責務とは、人びとの人権・人格を尊重し、良心と愛情をもって接するとともに「栄養の指導」についてよく説明し、信頼を得るように努める。生涯にわたり高い知識と技術の水準を維持するよう積極的に研鑽するとともに、先人の業績を顕彰し、後進の育成に努めることです。

さらに職能とは、その免許によって「栄養の指導」を実践する権限を与えられた者であり、法規範の遵守及び法秩序の形成に努め、常に自らを律し、職能の発揮に努めるとともに、生涯にわたり高い知識と技術の水準を維持・向上するよう積極的に研鑽し、人格を高めるという意味が込められています。

この綱領での大切な一つが「生涯にわたり高い知識と技術の水準を維持するよう積極的に研鑽する」ということです、会員一人一人が生涯にわたり研鑽に取り組めるよう、本会としても生涯教育事業を始めとして各職域での研修事業などの充実に取り組んでいきたいと思います。

また、令和6年1月に起きました「令和6年能登半島地震」では、石川県民の方を始め多くのみなさまがつらく悲しい思いをした大規模な震災になりましたが、石川県栄養士会のみなさんは発災直後から長期間にわたり県民のみなさまへの支援活動を続けておられ、敬意を表するところです。この活動での経験はぜひご指導を賜り、当地において大規模な災害が発生した時の本会の体制づくりに役立たせていただきたいと考えています。

本会としましては、まだまださまざまなことに取り組んでいかなければいけないと思います。会員お一人おひとりの力をお借りして、一つひとつ達成していきたいと考えておりますので、引き続きご理解とご協力を賜りますようお願いします。


知事から感謝状をいただきました

2022年11月27日「愛知県政150周年記念式典」が行われ、県政に貢献した8分野1,740団体・企業に感謝状が授与されました。本会もその一つ(多年、保健医療の向上に貢献した団体)として授与されました。
これからも公益社団法人として、県民のみなさまのお役に立てる活動を続けてまいりたいと思いますので、引き続き会員みなさまのご理解とご協力をお願いします。


日本栄養士会からの感謝状をいただきました

2021年7月10日、公益社団法人日本栄養士会会長より、感謝状をいただきました。
会員のための積極的な活動や新入会員の増(特に再入会者の増)などの実績に対しての本会の取り組みが評価されたものです。