名古屋雑煮

材料<1人分>

切り餅 1個(好みの分量)
もち菜(または小松菜)50g
かつおぶし(だし用・盛り付けよう)適量
水 220cc
しょうゆ 10cc
酒・みりん 各適宜

作り方
(1) もち菜は色よく茹でて水気をしぼり、一口大に切る。
(2) 鍋に湯を沸かし、かつおだしをとる。
(3) かつおだしに醤油、酒、みりんを加えて味を調え、餅を加えて柔らかくなるまで煮る。
(4) もち菜を加えて温まったら椀に盛り付け、かつおぶしをのせる。


ひとくちメモ

名古屋の雑煮はとてもシンプルです。
その理由は徳川家康による質素倹約の精神が受け継がれている、尾張藩主の徳川宗春が将軍吉宗から華美な食事をとがめられた、菜を「名」に掛け、名(前)を持ち(餅)あげるためなど諸説があります。
名古屋の雑煮に用いる「もち菜」は「正月菜」とも呼ばれ、名古屋地区でも正月前後にしか出回らない愛知の伝統野菜です。もち菜は小松菜に似ていますが、小松菜より葉肉が厚くて柔らかく、甘みがあるのが特徴です。緑区大高町近辺では同じく伝統野菜である「大高菜」を用いることもあります。
味付けも極めてシンプルですので、だしは濃いめにとるのがおすすめです。

栄養成分表

  • エネルギー:153kcal
  • たんぱく質:4.5g
  • 脂質:0.5g
  • 炭水化物:30.1g
  • 食塩相当量:1.5g