第2回医療部会研修会

日時:平成30年7月21日(土) 10:30~15:45
場所:名古屋通信ビル
内容:

(前半の部) 10:30~12:00
 (講演)演題:在宅での摂食嚥下障害への対応
  講師:リハビリ訪問看護ステーション トライ
      言語聴覚士 山田友美先生

(後半の部) 13:30~15:45
 (講演)演題:治らない嚥下障害への対応
  講師:大阪大学大学院歯科研究科 顎口腔機能治療学教室
      准教授 野原幹司先生

参加者:参加者103名(会員97名 県外 2名、非会員 4名)


平成30年7月21日(土)、名古屋通信ビルにおきまして第2回医療部会研修会が実施されました。
 前半の部では、リハビリ訪問看護ステーショントライ、言語聴覚士の山田友美先生をお招きし、「在宅での摂食嚥下障害への対応」と題し、在宅高齢者がどのようなものを食べているか等、具体的に聞くことが大切で、食べている内容も不明確な為、状況把握は必須であると教えて頂きました。摂食嚥下機能訓練の流れや食事調整の注意点などは、写真やイラストもわかりやすく、丁寧に教えてくださいました。また口腔内の環境を良くすることも重要である事も教えて頂きました。

後半の部では、大阪大学大学院歯科研究科 顎口腔機能治療学教室、野原幹司先生をお招きし、「治らない嚥下障害への対応」と題しご講演頂きました。摂食嚥下リハビリテーションは嚥下訓練で治るのかという話から始まり、嚥下訓練をしても治らない場合もあるということで、機能に合わせた食べやすい食形態を作ることが大切であると教えて頂きました。
 30度リクライニングについても楽しく御講和頂きました。原因疾患が無いか、現場で見ることも大切で、管理栄養士は、診断はできないが症状を見極めることは重要だということを学びました。ユーモアあふれる話が多く、楽しく有意義な研修会となりました。

報告者:椎 恵子